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足はなんで臭うの?実は…間違ったニオイ対策で悪化してるかも

■目次

足のツンとした臭いやムッとした靴の臭いは、なぜ発生するのでしょうか?原因は、汗を分解する細菌の繁殖にあります。

「仕事中、足の臭いが気になる」「何度洗っても足の臭いが取れない」など、体臭や加齢臭と並び、足の臭いを気にする方は実は非常に多いです。

そこで今回、足の臭いの原因とすぐに始められる対策について、詳しくご紹介します。

普段何気なく行っていることが、かえって臭いを悪化させているケースも多いので、ぜひ本記事を参考にニオイ対策を見直してみてはいかがでしょうか?

足の臭いの主な原因は「雑菌の繁殖」

足の臭いのほとんどは「雑菌の繁殖」が原因。そこでまずは体の細菌について、ご説明します。

皮膚にはたくさんの種類の細菌が定着しており、一般的に常在菌や雑菌とも呼ばれることもあります。

こうした細菌はミクロンレベルのサイズですので目に見えず、病気の原因にもなることから、多くの人は「雑菌は体に悪いもの」「菌は不衛生な場所にいる」と思われがちです。

ただ、体から細菌を全て追い出すことは不可能であり、仮に出来たとしても本来行うべきではありません。

実は、皮膚に付着している多くの細菌は無害なのです。それどころか、細菌のおかげで皮膚を弱酸性に保つことができ、病原菌やウイルスから肌を守り、乾燥や余分な皮脂の分泌を抑える働きまであります。

その中の一部の細菌の働きによって臭いが発生してしまうのですが、実は裸足だとほとんど足は臭くなりません。足の臭いが強くなりがちな次の3つのシーンから、臭いの原因について考えてみましょう。

靴を履いた足から、ツンとした臭いがする

ランニングやスポーツ後、中には通勤で歩いているだけでも、足からツンとする鼻を刺激する臭いが気になる方もいるでしょう。

その原因は、足から分泌される汗と細菌の働きです。足の裏は非常に汗をかきやすい部位で、背中の10倍ほどの汗腺が存在すると言われます。

この汗自体に臭いはなく、汗に含まれる成分を餌とする常在菌が活発になることで異臭を放ち、あの異臭が発生します。臭いを発生させないためには、足の汗の分泌を減らすか、放置せず素早く拭き取ることが重要です。

脱ぎたての靴や靴下のムッとした臭い

靴の中からツンとした臭いやムッとした臭いがするという方は、先ほど説明した足の裏の細菌が靴に定着している可能性があります。

足の裏から落ちた角質や汗が靴に付着すると、汗を求めて細菌が靴に移動します。特に、革靴やブーツなどの通気性が悪い靴は内部に湿気が溜まり、より細菌が繁殖しやすいので注意が必要です。

そのため、長時間靴を履くシーンでは、できるだけ厚手の革靴やブーツを避けるようにしましょう。意外とスニーカーも湿気が溜まりやすいので注意してください。

疲労やイライラしたときの足の臭い

ときどき、独特の異臭を放つアンモニア臭を足から感じる方もいるでしょう。通常、アンモニアは体内で分解され、尿と一緒に排出されます。

しかし、体に疲労やイライラが蓄積すると、肝臓や腎臓の活動が弱くなり、体内にアンモニアが蓄積していきます。

分解しきれないアンモニアは血液に流れ出たのち、足の裏などから汗として分泌され、独特のアンモニア臭を発生させるのです。中でも、足がむくみやすい方や座りっぱなしの仕事の方は、足にアンモニアが溜まりやすいです。

むくみをほぐすマッサージを活用したり、時折立ち上がって血流を止めないように工夫するようにしましょう。

足の臭い対策「すぐに始められること5つ」

ここからは、足の臭いを少しでも抑えるための方法をご紹介します。

普段、行っているニオイ対策や何気なく行っていることが逆効果になっていることも多いので、ぜひ5つの対策を確認し、習慣から見直してみてください。

ゴシゴシ洗いは逆効果!足を洗いすぎないで

足の臭いを落とすために、必要以上に足を洗いすぎていないでしょうか?例えば、毎日硬いブラシでゴシゴシ洗ったり、何度も石鹸をつけて洗ったりすることで、かえってニオイ菌が増えているかもしれません。

細菌が増えることで足の臭いはひどくなりますが、洗い過ぎはかえって足の裏を傷つけ、皮膚の持つ弱酸性の性質も保てなくなります。その結果、足の裏では細菌が繁殖しやすい環境ができてしまい、より臭くなっているケースが考えられます。

足は手の平と石鹸の泡で、指の隙間までくまなく洗ってください。この際、洗顔や体を洗うのと同様に、こすりすぎないようにしましょう。

かかとなどの角質が気になる方は、週に1回程度を目安に角質落としのブロックなどを活用してください。

ストレスを溜めない生活が大切

ストレスを溜めない生活は、足の臭い対策として大切です。仕事を早めに切り上げ、お風呂にゆっくり浸かり、たっぷりの睡眠時間を確保するのが理想。

全てを実現するのはなかなか難しいかもしれませんが、少しでもストレスを溜め込まないような生活を心がけましょう。

体臭や足の臭い、加齢臭などを気にしすぎるのも、大きなストレスに繋がります。自分が意識しているほど周りは他人の足の臭いを気にしていないので、ニオイ対策を行ったあとはあまり考えすぎないのもポイントです。

毎日同じ靴を履かない

靴の履き方として、「1日履いたら2日休ませる」という言葉を聞いたことはないでしょうか。これは靴を清潔に保つために、非常に有効な方法です。

靴の数が少ない方や出張で連日同じ靴を履くといった場合は、靴を一晩風通しの良いところに干しておき、内部を十分に乾燥させてください。

さらに、どうしても臭いが気になる方は、冷凍庫で靴を冷やすという方法があります。臭いのもととなる細菌は低温環境に弱いため、ビニール袋などに入れて一晩冷凍庫で冷やしてみるのも有効ですよ。

制汗スプレーの使いすぎ

適度な制汗剤の使用は、ニオイ対策に効果的です。一方で、ニオイが気になるたびにスプレーするのは、かえって逆効果です。

足の臭いの原因となる細菌は、空気中や床から足へ付着するケースがあります。こうした菌類は悪玉菌などと呼ばれますが、普段は皮膚にいる細菌の働きにより退治されるのであまり影響がありません。

制汗剤には細菌を死滅させる成分が含まれており、こうした悪玉菌を倒すはずの細菌まで減ってしまいます。それにより足の裏で新たな悪玉菌が繁殖し、臭いが悪化する原因となったり、肌荒れを引き起こすことに繋がります。

制汗剤は用法をよく守り、基本的には1日1回の使用に抑えるようにしましょう。

靴下を変えてみる

最後に、足の臭い対策として靴下を変えてみるのもおすすめです。普段何気なく履いている靴下ですが、ほとんどの靴下は臭いを防ぐどころか、かえってニオイ菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいがちです。

汗により靴下や靴の中の湿度が高くなり、結果的にニオイ菌が繁殖してしまうためです。

そこで、靴下を消臭効果のあるものや通気性に優れたもの、汗多くかきそうな日にはしっかり汗を吸う厚手のものを履くようにしましょう。

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