足の臭いは、足の常在菌が汗や皮脂、角質などを分解することで発生するイソ吉草酸と呼ばれる酸が原因です。この記事では、足が臭いと感じるときにできる応急処置を紹介します。
急に座敷のお店に行くことになった、流れで友達の家に行くことになったといったときに覚えておくと便利な応急処置であるため、ぜひ参考にしてください。
足の臭いの原因
足が臭くなるのはイソ吉草酸と呼ばれる臭い物質が発生するためです。ではなぜ、イソ吉草酸が発生するのかというと、人間の足には常在菌が生息しており、それが足から分泌される汗や皮脂、角質などを分解することで発生するという仕組みとなっています。
足の臭いというと、汗をイメージする人もいるかもしれませんが、汗自体が臭いを発することはなく、納豆のようなにおいと例えられることもあるイソ吉草酸が発生することで臭さを感じています。
このように、イソ吉草酸が足の臭いの原因であるため、臭いを発生させないためには、汗や皮脂、角質といった臭いのもととなるものを抑えなければなりません。
足が臭いときにできる応急処置
ここでは、足が臭いときにできる応急処置について解説します。靴を脱ぐ場面が突然訪れた時、その場ですぐに足の臭いを抑えたいと考える方も多いのではないでしょうか。簡単な方法で応急処置できるので、ぜひ参考にしてみてください。
消臭スプレーを使う
足の臭いの応急処置として、市販の消臭スプレーを活用する方法があります。既に臭いが気になる場合は、その場で原因を完全に取り除くのは難しいでしょう。
そこで、消臭スプレーで気になるニオイを一時的に抑え、良い香りにすることで、周囲への不快感を軽減できます。コンビニやドラッグストアなど、身近な場所で手軽に購入できるため、急な場面でもすぐに対応可能です。さらに、靴や靴下の上からでも使える点が便利です。
ミョウバン水もおすすめ
市販のスプレーだけでなく、ミョウバン水スプレーの活用もおすすめです。ミョウバンには抗菌作用があるため、臭いの元となる常在菌の繁殖を防いでくれます。
そんなミョウバンを使ってミョウバン水を作っておけば、足や靴などに簡単にスプレーできます。ミョウバン水の作り方は以下の通りです。
- 1,500ccの水に50g程度の焼きミョウバン入れたうえで、よく混ぜて原液にする
- ミョウバンの濃度が10％になるように水と混ぜてスプレーボトルに入れる
なお、ミョウバンが水に溶けるまでには1～2時間程度かかるため注意してください。また、スプレーボトルは市販されており、中にはカバンの中に入るコンパクトなものもあります。普段からサッと吹きかけることを意識しておけば、臭い対策になるでしょう。
クリームタイプの消臭アイテムを使う
応急処置に使える消臭アイテムはスプレー以外にも、クリームタイプのものもあります。クリームタイプは長時間の消臭が期待できるため、ケアする時間があまり取れそうにない、といった時などにおすすめです。
消臭クリームは、靴下やストッキングを脱いで乾燥した状態の足指の付け根や足指の間、足裏などにしっかりと塗り込みましょう。もし足をかいていたり、風呂上がりで濡れていたりする場合は水分を拭き取ってから使用してください。
シートタイプの消臭グッズを使う
スプレーやクリーム以外の応急処置としては、消臭シートもおすすめです。シートはスプレーと同様にコンビニなどさまざまな場所で手軽に購入でき、コンパクトなため持ち運びにも便利です。
使用する際は、足を直接拭く必要があるため、時間のある時にトイレなどでケアすることをおすすめします。
靴下を履き替える
汗などが靴下に染み込んでいる場合、足だけでなく靴下が臭くなっている可能性があるため、靴下を履き替えるのも臭い対策となります。替えの靴下をカバンに入れておき、いざという時に履き替えればいいだけであるため、最も簡単な対策だといえるでしょう。
なお、脱いだ靴下を直接カバンなどに入れると臭くなるため、靴下を入れる用のビニール袋があると便利です。
応急処置が必要になる前にやっておくべき予防策
足が臭い時でも応急処置をすることで対処することはできますが、理想はそもそも臭いが発生しないことです。そこでここでは臭いを発生させないためにできることについて解説します。
靴を休ませる
同じ靴を毎日履き続けていると、靴に残った汗が乾く前にまた汗が溜まってしまうため、靴がどんどん臭くなります。そのため、靴を1日履いたら、翌日はその靴を休ませるようにしましょう。
靴の種類にもよりますが、靴を休ませる際は風通しのいい場所で陰干しをしてください。
靴箱の換気
靴箱を換気することも臭い対策となります。靴箱を時々開けて換気することで、靴同士の臭い移りを防ぐことができます。「しばらく靴箱を開けていないな」「あの靴ずっと靴箱に入れっぱなしだな」と感じたら、ぜひ試してみてください。
通気性のいい靴下を
足の臭いは、汗や皮脂などを常在菌が分解して生じるイソ吉草酸が主な原因です。靴下の通気性が悪いと、汗がこもりやすく、常在菌が活発に活動しやすい環境になってしまいます。
そのため、靴下を選ぶ際は、通気性の良いものを選ぶことが大切です。通気性の良い靴下なら、汗を素早く吸収し、蒸れを防ぐので、臭いの発生を抑える効果が期待できます。
footaの靴下は、特許を取得した技術による特殊繊維を使用しています。臭いの元となる菌を取り除くことができ、この点は第三者分析機関によって消臭効果が実証されているため安心して購入可能です。
5本指ソックスやビジネスソックス、ハイソックスまで幅広く取り揃えているため、興味のある方は、ぜひ購入を検討してみてください。
まとめ
今回は、足の臭いの原因や、臭いを急いで消したいときにできる応急処置の方法などについて解説しました。足の臭いは、足の常在菌が汗や皮脂などを分解することで発生するイソ吉草酸が原因です。
臭いを抑えるためには、臭いの元となる汗や皮脂などをこまめにケアすることが重要です。また、応急処置として、消臭スプレーやクリーム、シートなどを活用すれば、簡単に臭いを消すことができます
さらに、靴下の交換も効果的な方法です。いざというときのために、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。