「玄関を開けた瞬間、子供が帰ってきたのがわかる…」
「何度洗っても、サッカーソックスの独特な臭いが取れない」
泥と汗にまみれた練習後のサッカーソックスの強烈な臭いに、頭を抱えている保護者の方やプレイヤーは多いはずです。
この記事では、プロの視点からサッカーソックスの臭いが取れない原因と、劇的に臭いを落とすための洗濯のコツを徹底解説します。「もう捨てて買い替えるしかない?」と諦める前に、ぜひ今回紹介する方法を試してみてください。
なぜこれほど臭う?サッカーソックス特有の臭いの原因

そもそも、なぜサッカーソックスは普通の靴下よりも圧倒的に臭くなりやすいのでしょうか。まずは敵を知ることから始めましょう。
靴下が臭う主な原因は、足の常在菌が汗や皮脂、角質を分解する際に発生させる「イソ吉草酸(いそきっそうさん)」という物質です。これが、あの納豆のような独特な悪臭の正体です。
特にサッカーにおいて臭いがきつくなる理由は以下の通りです。
- 高温多湿の環境:スパイクの中は通気性が悪く、運動量が多いため大量の汗をかき、菌が爆発的に繁殖しやすい「蒸れ」状態になります。
- 汚れの蓄積:サッカーソックスは厚手で丈夫な作りになっているため、繊維の奥に入り込んだ皮脂や泥汚れが通常の洗濯では落ちにくい傾向があります。
つまり、「菌のエサ(汚れ)」が残りやすく、「菌が繁殖しやすい環境」が整っているのがサッカーソックスなのです。
サッカーソックスの激臭を落とす!洗濯の3つの鉄則
「洗剤を入れて洗濯機で回すだけ」では、染み付いた激臭は落ちません。臭いを落とすためには、以下の3つのポイントを意識してください。
1. 帰宅後は「1分でも早く」洗濯する

最も重要なのはスピードです。使用後のソックスを洗濯カゴに放置するのは、菌に培養時間を与えているようなものです。
時間が経てば経つほど、菌は増殖し、臭いの原因物質(イソ吉草酸)を放出し続けます。また、放置することで洗濯槽の中で「生乾き臭(モラクセラ菌)」まで付着するリスクがあります。練習や試合から帰宅したら、まずはソックスだけでも予洗いし、すぐに干す習慣をつけましょう。
2. 【重要】必ず「裏返し」にして洗う

サッカーソックスを洗う際は、必ず「裏返し」にしてください。
臭いの元凶である「皮脂」や「古い角質」がべっとりと付着しているのは、靴下の外側ではなく、肌に触れている内側です。厚手のサッカーソックスを表のまま洗っても、水流や洗剤が内側の汚れまで十分に届きません。
干す時に表に戻すのは手間かもしれませんが、臭い対策としては「裏返し洗い」がマストです。
3. 「除菌・抗菌」効果のある洗剤を選ぶ

使用する洗剤は、香りでごまかすタイプではなく、根本的な原因にアプローチできるものを選びましょう。
- 除菌タイプ:今ある菌を取り除く
- 抗菌タイプ:菌の増殖を防ぐ
特に、酸素系漂白剤(粉末タイプがおすすめ)を併用することで、消臭効果は格段に上がります。
やってはいけないNG洗濯

臭いが落ちない場合、以下のような洗濯方法になっていないか確認してください。
- 洗濯物の詰め込みすぎ:洗濯機の中で衣類が回らないと、汚れが落ちません。容量の7〜8割を目安にしましょう。
- 洗剤の入れすぎ:「臭いから多めに入れる」は逆効果です。すすぎきれなかった洗剤カスが衣類に残り、逆に雑菌のエサや臭いの原因になります。
もう臭わせない!最強の対処法「つけおき洗い」

「普通に洗っても、裏返しても、どうしても臭いが取れない!」
そんな頑固な蓄積臭には、洗濯機に入れる前の「つけおき洗い」が最も効果的です。プロも推奨する以下の手順を試してみてください。
【用意するもの】
- バケツ(洗面器)
- 40度〜50度のお湯(お風呂のお湯より少し熱め)
- 粉末の酸素系漂白剤、または除菌洗剤
【つけおきの手順】
- バケツに40度〜50度のお湯を入れる(冷たい水より、お湯の方が皮脂汚れが溶け出し、漂白剤の効果も高まります)。
- 規定量の洗剤・漂白剤を溶かす。
- 裏返したサッカーソックスを入れ、30分〜1時間ほど放置する。
- 時間が経ったら、つけおき液ごと(または軽く絞ってから)洗濯機に入れて、通常通り洗濯する。
この「お湯+つけおき」を行うだけで、繊維の奥にこびりついた臭い成分が分解され、驚くほど臭いが軽減されます。
洗濯以外でできる!サッカーソックスの臭い対策
洗濯方法の改善とあわせて、以下の対策を行うことで、より効果的に臭いを防ぐことができます。
足用のデオドラント剤を活用する

どうしてもすぐに臭いを消したい場合や、合宿中などで洗濯がすぐにできない場合は、足用のデオドラントスプレーやクリームが有効です。ソックスを履く前に足自体に塗布することで、汗や菌の繁殖を一時的に抑えることができます。
「足そのもの」を徹底的に洗う

意外と見落としがちなのが、足の洗い方です。いくらソックスをきれいにしても、足自体に菌が残っていては意味がありません。
- 石鹸をしっかり泡立てる
- 指と指の間、爪の隙間までブラシや手を使って丁寧に洗う
- 洗った後は、水分を完全に拭き取る(湿気は菌の大好物です)
特に入浴後、指の間が濡れたまま靴下を履くのは避けましょう。
まとめ:正しい洗濯と「機能性ソックス」で臭いは解決できる
サッカーソックスのしつこい臭いを解決するためのポイントをおさらいしましょう。
- 原因は菌と汚れから発生する「イソ吉草酸」
- 帰宅後はすぐに、「裏返し」で洗う
- 頑固な臭いには「40度のお湯でつけおき」が最強
これらの対策を行えば、ほとんどの臭いは解決できるはずです。
それでも臭いが気になるなら、靴下の「素材」を見直そう

「洗濯の手間を減らしたい」「夕方になっても臭わない状態をキープしたい」
そうお考えの方は、思い切って「消臭機能の高いサッカーソックス」に変えてみるのも一つの賢い手段です。
私たち「foota(フータ)」のサッカーソックスは、元柏レイソルキャプテンの大谷秀和氏と共同開発した、プロ仕様の高機能ソックスです。
最大の特徴は、一般的なポリエステル素材ではなく、消臭効果に優れた天然素材の「綿」を贅沢に使用している点。化学繊維にはない吸湿性と消臭力で、過酷な環境下でも足の臭いを強力に抑制します。さらに、つま先部分の段差をなくすことで、プレー中の違和感や靴擦れも防ぎます。
「本当に臭いが消えるの?」と不安な方のために、30日間の返金保証もご用意しています。毎日の洗濯のストレスから解放されたい方は、ぜひ一度footaの実力を体感してみてください。