足の臭いが気になっているものの、どのように対策すればいいのかわからないといった人は多いのではないでしょうか。足の臭い対策にアルコールの使用がおすすめです。
この記事ではアルコールが足の臭い対策に効果的な理由を解説します。また、アルコールの使い方や使用するメリット、使用時の注意点なども紹介しているためぜひ参考にしてください。
足の臭いにアルコールが効く
足の裏は汗腺が多く汗をかきやすい部位です。また、靴下や靴をはくと高温多湿となるなど、細菌が発生しやすい環境です。そのため、足臭い状況が生まれやすくなっています。
足の臭い対策にはさまざまな方法がありますが、その1つにアルコールを使用するものがあります。アルコールが臭い対策になる理由は、アルコールが細菌などに作用することでタンパク質の変性や溶菌といった殺菌作用を備えているためです。
なお、使用するアルコールは、消毒用のアルコールとなります。また、アルコール除菌シートなどもアルコールが含まれているためおすすめです。
アルコールは靴の臭い対策にも使える
足が臭い人の中には、普段はいている靴に細菌が溜まり、発生した臭いが靴から足にうつっているケースもあります。そのため、アルコールを使って靴の消臭に取り組むことも足の臭い対策になります。
靴についている汚れを拭き取る
アルコールを使って靴の臭いを取り除く場合、まず靴についている汚れを拭き取るようにしてください。汚れを取り除いておくことでよりアルコールによる殺菌効果が高まります。
靴をしっかりと乾燥させる
靴をしっかりと乾燥させておくことも大切です。雨で濡れた後など、水分を含んだ状態だとアルコールを使っても十分な効果が発揮されません。そのため、乾燥させたうえでアルコールを使うようにしてください。
注意点
アルコールをしようする際は、霧吹きなどを使って靴に吹き付けてください。また、アルコールの臭いが発生するため、窓を開けた状態で行う、屋外で行うなど換気のいい場所で行うことが大切です。なお、表面に吹きかけると靴が変色する恐れがあるため、靴の内側に使用するようにしてください。
アルコールを吹きかけた後は、しっかりと揮発・乾燥させます。水分が靴に残ってしまうと再び細菌が繁殖し臭いを発するようになるため注意してください。
アルコールを使うそのほかのメリット
アルコールを足に使用するメリットは、臭い対策だけではありません。ここではアルコールを使用することで得られるそのほかのメリットを紹介します。
足の消毒になる
アルコールは殺菌作用があるため、足の裏など足の消毒にも活用できます。足の裏に使用する際は、靴に使用するときと同じで、足の汚れを落としたうえで乾燥させてから吹きかけるようにしてください。指への使用も効果的です。
ただし、靴擦れや擦り傷などがある場合は、アルコールを吹きかけるとしみるため注意してください。
水虫予防
白癬菌が皮膚表面に付着しても24時間以内に足をきれいに洗えば、感染を防ぐことができると言われています。
白癬菌は、床や温泉、スポーツジムなど、人が素足で歩く可能性のある場所から感染するものであるため、気づかない間に水虫になってしまう可能性がありますが、アルコールなどを使い足を清潔に保つことで水虫予防となるでしょう。
蚊に刺されにくい
夏場になると、蚊に刺されてかゆみと戦う人が多くなります。この蚊対策としてもアルコールは有効です。最近の研究によると蚊は足の裏にある細菌の種類が多い人に集まりやすいことが明らかにされています。
つまり、アルコールによって足の裏の細菌を殺菌することで細菌の種類が減り、蚊を寄せ付けにくくなるということです。
なお、細菌の種類が多い＝足が臭いというわけではないため、足が臭いからといって蚊に刺されやすいわけではありません。そのため、足が特に臭いわけではない人もアルコールを活用してみてください。
アルコールを足に使用する際の注意点
アルコールを足に使用するにあたってはいくつかの点に注意しなければなりません。ここでは具体的な注意点を紹介します。アルコールの利用を検討している人はぜひ参考にしてください。
無水エタノールは使わない
アルコールは足の臭い対策になりますが、使用する際は皮膚の消毒用として市販されているものを選んでください。アルコール成分が76.9～81.4%のものです。
一方で無水エタノールは一度希釈してからでなければ使用してはいけません。特にアルコールに過敏な人や肌が弱い人が無水エタノールの原液を皮膚に使用するとトラブルにつながる恐れがあるため注意してください。
持続性はない
アルコールは殺菌作用がありますが、効果はあくまでも一時的なもので、持続性はありません。そのため、臭いが気になった時に即効性を期待して利用することはできますが、時間の経過ともに細菌が再び繁殖することを覚えておきましょう。
アルコールによるケアをこまめに行うのはもちろん、それ以外の方法でもケアを行うことが大切です。
全身や脇には使わない
アルコールは、全身や脇などには使用しないでください。これは、アルコールが皮膚の常在菌である善玉菌まで殺菌してしまう可能性があるためです。
善玉菌まで取り除かれてしまうと常在菌のバランスが崩れ、体臭が悪化する恐れがあります。
まとめ
今回は足の臭い対策に活用できるアルコールについて解説しました。アルコールには殺菌作用があるため、足や靴に使用することで臭い対策となります。
また、アルコールは足の消毒や水虫対策にもなるなどメリットは少なくありません。一方で使用する際は足以外の場所には使用しない、無水エタノールの原液は使用しないといった点に注意してください。
足の臭い対策をするうえでは、靴下にも注目してみてください。通気性のいい靴下は、足を快適な状態に保ってくれるため、臭いが発生しにくくなります。
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