人の足が臭くなるのは、足の常在菌がイソ吉草酸と呼ばれる物質を発生させるためです。
営業職の場合、通気性の悪革靴を長時間履くケースが多いなど、イソ吉草酸の発生につながりやすい環境にあります。
この記事では、足が臭くなる原因や営業職の足が臭いことによるデメリット、営業職の足が臭くなりやすい理由とその対策について解説しています。足の臭いに悩んでいる営業職の方はぜひ参考にしてください。
足臭い原因はイソ吉草酸
人の足が臭くなる主な原因は、イソ吉草酸と呼ばれる物質の発生です。このイソ吉草酸は、足の裏の皮膚に常在する菌が、汗や皮脂、垢、角質などの分泌物を分解することで生成されます。イソ吉草酸は納豆のような独特な臭いを持ち、これが足臭の原因となります。
足の臭いを抑えるためには、イソ吉草酸の発生を抑えることが重要です。そのためには、イソ吉草酸のもととなる汗や皮脂などの分泌物を抑えるようにこまめにケアすることが大切です。
営業職の足が臭いことによるデメリット
営業職にとって、清潔な身だしなみは必須です。しかし、見た目だけがきれいでも、足が臭ければ台無しです。スーツに革靴が基本の営業職は、靴を脱ぐ機会は少ないかもしれませんが、個人宅への訪問など、靴を脱ぐ場面も想定されます。
例えば、自宅訪問時に足が臭ければ、せっかく好印象を与えていたとしても、一気に台無しです。場合によっては、契約を逃してしまう可能性もあります。
すべての営業に当てはまるわけではありませんが、足臭を防ぐ対策をしておくことは、決して損ではありません。
営業職の足が臭くなる理由
ここでは、なぜ営業職の足が臭くなるのか、その理由を営業職の特徴から解説します。ここで取り上げるのは以下の点です。
- 革靴を履くことが多い
- 靴が濡れるケースもある
- 替えの靴を持っていない
営業職の特徴を理解することで、臭い対策もしやすくなるため、ぜひ参考にしてください。
革靴を履くことが多い
営業職は基本的に革靴を履きますが、革靴は通気性が悪いため、足が蒸れてしまいがちです。また、靴を履く時間も長く、1日に何件も訪問するなど、革靴で動き回ることとなるため、余計に汗で群れてしまいやすくなります。
先ほども説明しているように、足は汗などの物質を常在菌が分解することでイソ吉草酸が発生し、臭いを発するようになります。革靴を長時間履いていると、汗などが靴にも染み込んでしまうため、足が臭くなりやすいといえるでしょう。
靴が濡れるケースもある
営業は天気に関係なく外回りをすることとなるため、雨の日などは靴が濡れてしまう恐れがあります。靴が濡れた状態で履き続けていると、やはり靴の中が蒸れてしまうため、足が臭くなってしまうでしょう。
また、革靴は水分に弱く、雨などで濡れてしまうと、シミやカビの発生原因となるほか、革が縮んでしまう恐れもあるため、注意しなければなりません。
替えの靴を持っていない
新入社員など、営業の仕事を始めたばかりの人の中には、金銭的に余裕がなく、仕事用の靴を1足しか持っていないケースもあります。
同じ靴を毎日履いていると、靴を休ませることができず、靴内の湿気を取り除くことができません。湿気が残った状態は、常在菌の繁殖につながりやすいため、結果的に足が臭くなる恐れがあります。
簡単にできる足の臭い対策
ここでは、今日からでもできる足の臭い対策を紹介します。どれも簡単にできるものであるため、ぜひ試してみてください。
消臭スプレー
ドラッグストアやコンビニなどで簡単に購入できる消臭スプレーは、すぐに臭いをどうにかしたいときにおすすめの対策です。サッとふりかけるだけで、一時的ではあるものの臭いを抑えてくれるなど、即効性があります。
また、コンパクトなスプレーであればカバンに入れて持ち運べるため、靴を脱ぐ直前にスプレーをかけておくことも可能です。ただし、消臭スプレーはあくまでも短期的な対策で、長期的な効果は期待できない点に注意してください。
10円玉で消臭
10円玉を靴の中に入れることで靴の臭いを取り除けるため、足の臭いを抑えることが可能です。なぜ10円玉を使用するのかというと、10円玉には銅が含まれており、そこから発生する銅イオンは殺菌効果を備えており、雑菌の繁殖を抑えてくれるためです。
靴の中に10円玉を入れるだけ、と非常に簡単な方法であるため、ぜひ試してみてください。ただし、10円玉に臭いが移る可能性があるため、定期的に交換するようにしましょう。
重曹で消臭
重曹も消臭対策として使える便利なアイテムです。なぜなら、重曹には消臭作用と吸湿作用があるためです。重曹を使用する際には、お茶用の不織布パックや使用しなくなった靴下やストッキングに重曹を入れ、それを靴の中に入れてください。
靴だけでなく、靴箱内にも入れておくことで、重曹が匂いや湿気を取り除いてくれます。なお、重曹の消臭効果は2～3ヶ月が目安となるため、定期的な交換を忘れないでください。
靴をローテーションする
靴をローテーションすることも臭い対策となります。営業で1日履いた靴は、次の日は休ませるようにしましょう。毎日同じ靴を履き続けていると、靴の中に汗や湿気が溜まってしまい、臭いを発生させやすくなってしまいます。
革靴を休ませることで、それらを取り除くことができ、臭いも抑えられるでしょう。なお、革靴は陰干しをするようにしてください。これは紫外線が当たると革の表面を傷める可能性があるためです。
靴箱を換気する
靴箱の換気も定期的に行いましょう。これは、別の靴からの臭い移りを防ぐためです。営業の仕事で使用している靴が臭くなくても、ほかの靴が臭いと革靴も臭くなる可能性があります。
靴箱を定期的に開けて換気する、重曹を入れて湿気や臭いを取り除くようにするなどの対策に取り組んでください。
消臭靴下を使う
靴下の通気性が悪いと、足が蒸れてしまうため、通気性に優れた靴下を選びましょう。また、靴下の素材によっては吸湿性に優れているものや乾きやすいものなどもあるため、足に汗をかきやすい人は、そのような特ちょを持った素材の靴下がおすすめです。
footaの靴下は、特許技術を採用した特殊繊維により、ニオイ菌の99％を除去してくれます。検査・検証の専門機関による検査を行い、臭い菌を減少させる効果があることが実証されているため、安心して着用可能です。
ビジネスソックス、スニーカー丈ソックス、アンクレットソックス、5本指ソックスなどさまざまな種類を販売しているため、営業の仕事はもちろん、普段使いもできます。
足の臭い対策に取り組みたい方は、ぜひ購入を検討してみてください。
まとめ
今回は、営業職の足が臭くなりやすい理由やその対策方法について解説しました。
営業職は、革靴を長時間履くケースが多く足が蒸れやすいことに加え、雨の日でも外回りをすることもあり、靴が濡れた状態で動き回ることも珍しくありません。また、人によっては替えの靴を持っていないケースもあるでしょう。このような点が足の臭いにつながっていると考えられます。
臭いを抑えるためには、消臭スプレーや10円玉、重曹などで臭い対策をするほか、靴をローテーションして1日履いた靴を休ませる、通気性のいい靴下にするなどの取り組みを行ってみてください。