足の臭いは、足に常在している雑菌が皮脂や汗などを分解し、イソ吉草酸という脂肪酸を生成することで発生します。
この記事では、足が臭い原因と、すぐできる13種類の臭い対策を紹介します。足は汗をかきやすい部分であり、靴や靴下を履いていると特に臭いがきつくなります。
自宅でもできる簡単な対策を取り上げているため、足の臭いが気になる人はぜひ参考にしてください。
足が臭い原因
足の臭いは、脂肪酸の一種である「イソ吉草酸」が原因であるとされています。
イソ吉草酸は別名「3-メチルブタン酸」とも呼ばれる無色透明の液体です。無色透明ではあるものの、独特の強烈な臭いを持っています。
このイソ吉草酸は納豆にも含まれる成分であり、臭いの強さによっては人に不快感を与えるほどになります。
イソ吉草酸が発生する仕組み
足の臭いの原因となるイソ吉草酸は、人間の体から直接分泌されるものではありません。イソ吉草酸は、皮膚に存在する常在菌によって生み出されます。
「菌」という言葉からネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、常在菌には人間の体に対していい働きをするものもあれば、悪い働きをするものもあります。そして、この悪い働きをする常在菌のことを私たちは「雑菌」と呼びます。
足の臭いは、皮膚に存在している雑菌が、足から分泌される汗や皮脂、角質などを分解する際に発生します。足は、特に汗腺が集中していることもあり、汗をかきやすい部位です。1日にかく汗の量はコップ1杯ぶんとも言われるほどです。
また靴や靴下にも雑菌は付着しているため、そこから臭いが発生するケースもあるでしょう。特に、靴は密閉された状態となるため、通気性が悪く、雑菌が繁殖しやすい環境であるため、臭いも発生しやすくなってしまいます。
足にイソ吉草酸が発生する原因
ここでは、なぜ足にイソ吉草酸が発生するのか、その原因を足の特徴から解説します。臭い対策をするうえでは、原因を適切に把握しておくことが大切です。
臭いがきになるものの、なぜ臭いがするのかわからない、という人はぜひ参考にしてください。
足は汗をかきやすい部位である
先ほども触れていますが、足は人間の体の中でも汗をかきやすい部位です。
汗=脇や背中というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、足の裏は汗腺が集中しており、特に汗をかきやすくなっています。
また足は靴下や靴を履いているため、汗が蒸発しにくい状況でもあります。さらに屋外にいる場合、汗をかいたとしても気軽に拭き取ることができません。
汗が蒸発しないと、靴や靴下の中は高温多湿の環境となります。雑菌はこのような環境を好むため、臭いの発生を助長してしまうでしょう。
足は皮脂や角質が溜まりやすい
足は汗だけでなく、皮脂や角質が溜まりやすい部位でもあります。
例えば、足の指と指の間や爪、かかとなどは皮脂や角質が特に溜まりやすいでしょう。体の他の部位と比べても、特に足は皮脂や角質などの汚れがたまりやすい点が特徴です。
雑菌は汗をはじめとして皮脂や角質もエサにしてイソ吉草酸を発生させるため、皮脂や角質を溜めないことが臭い対策をする上で重要です。
足が臭い人の特徴
足が臭くなってしまう人には、いくつかの共通点が見られます。ここでは、どのような特徴を持った人の足が臭くなるのか解説します。
汗をよくかく
先ほども触れているように、汗は臭いを発生させる雑菌のエサとなるため、汗をかきやすい人は臭いが強くなる恐れがあります。
確かに足は背をかきやすい部位ではあるものの、どのくらいの量の汗をかくのかは、人によって大きな違いがあるのも事実です。
そのため、汗っかきの人は汗が足にたまりすぎないように注意しなければなりません。
足に汚れがたまりやすい
足に汚れがたまりやすい人とは、体質的に汗や皮脂、角質が多い人のほかに、外回りの仕事をする人などが挙げられます。
前者に関しては、体質的にそもそも足が汚れやすいため、丁寧に足をケアしていてもどうしても汚れてしまい、臭いも発生してしまいます。
一方の後者に関しては、外で動いている時間が長いために、汗をたくさんかいてしまう、外にいるために靴や靴下を脱ぐことができずどんどん汚れがたまってしまうというケースです。
靴や靴下が蒸れやすい
足の臭いは、足そのものだけでなく、靴や靴下が影響するケースもあります。
例えば、蒸れやすい靴や靴下を履いていると、足が高温多湿の環境となり、なおかつ汗が蒸発しにくくなってしまうため、無意識のうちに雑菌にとっての快適な環境を作り出してしまいます。
同じ靴を履く
雑菌は、靴にも繁殖するため、毎日同じ靴を履き続けていると、どんどん雑菌が増えていき臭いも発生しやすくなってしまいます。
雑菌は、靴を履く時間が長くなるほど繁殖するため、毎日同じ靴を履くことは、雑菌まみれの場所に足を突っ込むのと同じことだといえるでしょう。
「お気に入りの靴だから毎日履きたい」という場合は、同じ靴を複数用意するなどして対応してください。
足の臭いの対策13選
ここでは、足の臭い対策として具体的にできる取り組みを紹介します。自宅で簡単にできるものも多数取り上げているため、今すぐ実践することも可能です。
臭い対策をしたい人は、ぜひ参考にしてください。
殺菌できる石鹸で足を洗う
足の臭いは、雑菌が汗や皮脂、角質などの汚れをエサにしてイソ吉草酸を生成することで発生しているため、雑菌を減らすことが臭い対策をするうえでは重要です。
市販の石鹸やソープを使って足を洗うことで、雑菌を減らそうとする人もいるかもしれませんが、足を洗う際は、ぜひ専用の石鹸やソープを使ってください。
専用のものであれば、殺菌や消毒の作用も強いため、しっかりと臭い対策をすることができます。どの石鹸・ソープが殺菌作用を備えているのかわからない場合は、ドラッグストアなどで店員に聞いてみるといいでしょう。
足の爪は短くしておく
足の爪が長いと、爪の間に汚れがたまるため、雑菌が繁殖しやすい環境となってしまいます。そのため、こまめに足の爪を切り、短くしておくことが大切です。
爪を短くしたうえで、毎日丁寧に足を洗うようにしましょう。爪の汚れを取り除く専用のブラシなどもあるため、そういったアイテムを活用することで、汚れをしっかりと落とすことができます。
参考:足が臭いのは巻き爪のせい?巻き爪の原因から予防策まで解説
角質ケアを行う
角質とは、細胞が死んだ状態のことであり、一般的には垢と呼ばれています。足裏は角質がたまりやすい箇所であり、特に歳を重ねると新陳代謝の衰えによってどんどん角質が分厚くなります。
角質を放置していると雑菌が繁殖してしまうため、こまめにケアを行うことが臭い対策をするうえでは重要です。
角質のケアを行う場合、専用のグッズを活用しましょう。例えば、軽石でこするだけで角質を取り除くことができます。
またピーリング液に角質を触れさせることで、溶かすこともできます。軽石もピーリング液も市販されているため、ドラッグストアやインターネットなどで探してみてください。
裸足の時間を増やす
靴下や靴を履くと足が密閉空間となってしまい、雑菌が繁殖しやすくなるため、できるだけ裸足の時間を増やし、足を乾燥させることも重要です。
自宅にいるときは裸足ですごす、夏は素足にサンダルで外出するなど、靴下や靴を履かない時間を積極的に作るようにしましょう。
消臭スプレーを活用する
すでに臭いが発生していて、すぐに臭いを取り除きたいといった場合は、消臭スプレーの活用がおすすめです。消臭スプレーであれば手軽に素早く臭い対策をすることができます。
ただし、根本的な臭い解決とはならず、あくまでも一時的な対策でしかないということは覚えておきましょう。どうしてもすぐに臭いを取り除かなければならない際の対処法です。
重曹を活用する
掃除の際に活用する重曹は、消臭作用や吸湿作用を備えているため、臭い対策にも活用可能です。例えば、不要になった靴下やストッキングなどに重曹を入れ、それを靴の中に入れておくだけで臭い対策となります。
また重曹を水で溶かして重曹スプレーを作ることもできます。重曹小さじ1に対して100mlの水で溶かし、市販のスプレーボトルに入れておけば、靴に吹きかけて使用できます。
小さいスプレーボトルであれば持ち運びも可能です。なお、重曹は水に溶けにくい性質を持っているため、使用前にはボトルをしっかりと振るようにしてください。
コーヒーの残りカスを活用する
コーヒーの残りカスは、活性炭に似た性質を持っているため、臭い対策グッズとして活用することができます。
残りカスが発生した際は、靴の中や靴箱などに入れておくと臭い取りになるでしょう。特に自宅で豆を挽いてコーヒーを淹れる人にとっては有効な対策となります。
通気性のいい靴を履く
靴は密閉環境であるため、雑菌が繁殖しやすい状況です。この状況を改善するためにも、通気性のいい靴を履くようにしましょう。
通気性がよければ、靴の中の温度や湿度の改善が期待できます。靴を選ぶ際は、デザイン性やはき心地に加えて、通気性の良さもチェックしておくことをおすすめします。
靴を休ませる
同じ靴を履き続けるのではなく、1日履いた靴は次の日は履かないようにするなど、靴を休ませることも臭い対策となります。
毎日履く靴を変え、1日履いた靴は次の日は屋外に干して乾燥させるなどすることで雑菌の繁殖を防ぐことができます。先ほども触れていますが、お気に入りの靴がある場合は、複数足用意しておくこともおすすめです。
インソールに注意する
靴の中でも、足の裏に直接面しているインソールは、雑菌や臭いが発生しやすい部位だといえます。
そのため、通常のインソールではなく、抗菌機能や消臭機能を備えたインソールに交換することをおすすめします。またインソールを定期的に交換することも大切です。
靴を日光に当てる
日光には、殺菌作用があるとされているため、靴を履いていないときは、屋外に干して日光を当てるようにしましょう。
干す際は、靴の中までしっかりと日光が当たるようにするために、インソールや紐を外した状態にしてください。ただし、日光に当てすぎると靴が日焼けする可能性もあるため、注意が必要です。
靴下の洗濯はすぐに行う
靴下を脱いだ後は、できるだけ早いタイミングで洗濯するようにしましょう。脱いでから時間が空いてしまうと、どんどん雑菌が増えてしまうためです。
雑菌が増えて、臭いも強くなると洗濯してもなかなか臭いが取れなくなる恐れがあります。
さらに、靴下と一緒に洗濯した他の衣類に臭いや雑菌が移る可能性もあるため、注意しなければなりません。なお、洗濯する際は、漂白剤を使って除菌することも大切です。
臭い対策のできる靴下を選ぶ
靴下は足の密閉環境を作り出してしまうため、靴下選びにも注意しましょう。
消臭機能がついた靴下を、通気性のいい靴と合わせて履くことも効果的です。
そのほかにも、5本指タイプの靴下であれば、着用することで必然的に足の指が開くため、指と指の間の臭いを軽減することができます。
footaでは、中国や台湾で特許を取得した、特別な繊維を使って消臭効果を備えた靴下を販売しています。この靴下は消臭効果に加えて、湿気を溜め込まない素材で作られているため、足の臭いに抜群の効果を発揮します。(99%の人が効果を実感※弊社調査)
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まとめ
今回は、足の臭いの原因と対策について解説しました。
足の臭いは、足の常在する雑菌が汗や皮脂などの汚れを分解することでイソ吉草酸を生成しているために発生しています。
臭い対策をするうえでは、丁寧に足を洗う、爪を短くする、通気性のいい靴や靴下を履くといったことが大切です。足の臭いを気にする生活を終わりにしたい方は、是非footaの消臭靴下をお試しください。