この記事では、子供の足が臭い原因とその対処法について解説します。
学校から帰ってきた子供の足の臭いが気になる、という人は多いのではないでしょうか。足の臭いには、原因があります。また正しく対処することで、臭いを軽減することができます。
なぜ足が臭うのか、どのような対処法ができるのか気になる人はぜひ参考にしてください。
子供の足が臭い原因
子供の足が臭い原因はさまざまです。ここでは、臭いの原因について具体的に紹介します。
常在細菌の繁殖
足が臭くなる理由はさまざまですが、主な原因としてあげられるのが、雑菌の繁殖です。足をはじめとした皮膚には常在細菌がおり、皮脂や角質を餌に増殖しています。この皮脂や角質に汗が混じり合い、それを常在細菌が分解することで臭いが発生します。
人によって、汗腺の量が異なるため、臭いの強さに差が出ることもあります。特に足の裏は、背中や胸などの他の部位と比べて5~10倍程度の汗腺があるとされているなど、汗をかきやすい部位です。
また足の裏は角質が厚いため、常在細菌にとっては繁殖しやすい環境となっています。
汗をかきやすい部位であり、なおかつ臭いの原因となる常在細菌が繁殖しやすい環境であることから、足は臭いを発しやすくなっています。
子供は発汗量が多い
子供は発汗量が多いとされているため、足の臭いもきつくなりやすいといえます。ただし、発汗量が多いからといって、子供が大人よりも多くの汗腺を持っているわけではありません。
汗を発する汗腺は子供の頃に作られるもので、大人になっても汗腺の数は同じです。しかし、子供は体が小さいこともあり、大人と比べると表面積が小さく、汗腺が密集しやすくなります。そのため、表面積に対する発汗量が多くなります。
足の爪が長い
足の臭いの原因は足の常在細菌ですが、臭いを助長させる原因の1つに爪が挙げられます。
子供の足が臭い場合、爪が伸びすぎていないかチェックしてみてください。爪が長いと爪の間に垢や埃、古い角質などがたまります。これらは常在細菌にとっては絶好の餌となり、繁殖しやすくなってしまいます。
同じ靴を履き続ける
常在細菌や足の爪に加え、靴も臭いの原因です。
子供の中には同じ靴を履き続けるケースが少なくありません。毎日同じ靴を履いていると、靴の中に汗や垢がたまりやすく、細菌が繁殖しやすくなります。
特に、子供によっては靴下を履かず素足で靴を履くケースもあるため、注意が必要です。
子供の足が臭い場合の対処法
子供の足の臭いにお悩みですか? 具体的な対策方法を解説します。洗っても臭いが気になるという方、ぜひ参考にしてください。
足をこまめに洗う
足の臭い対策をする上で大切なのは、足をこまめに洗うことです。例えば、学校から帰宅した時、遊んで帰ってきた時などは、細菌が繁殖しないように帰宅後に足を洗うようにしましょう。
また足を洗った後は、水滴が残らないようにしっかりと拭き、洗濯済みの綺麗な靴下に履き替えることも大切です。足を洗う際は、表面だけでなく、指や爪の間までしっかりと洗ってください。
毎日同じ靴を履かない
同じ靴を履き続けると、靴に細菌がたまり臭いを発しやすくなるため、できるだけ靴はローテーションして履くようにしましょう。
靴を1日履いたら風通しの良い場所に干し、乾燥させることが大切です。子供によっては同じ靴を履きたがるケースもあるため、そのようなときは同じ靴を2足以上用意しておくといいでしょう。
消臭アイテムを使う
臭い対策に使用できるさまざまなアイテムがあるため、これらを活用することもおすすめです。ここでは具体的なアイテムとして以下の5点を紹介します。
- インソール
- 10円玉
- 重曹
- 通気性のいい靴
- 靴下
インソール
インソールによっては消臭効果を備えたものや足の汗をしっかりと吸収してくれるものもあるため、そのようなインソールを靴に入れることで臭い対策となります。
なお、靴を洗う際は、インソールを外し、インソールもしっかりと洗うことが大切です。
10円玉
10円玉は殺菌作用を備えた銅イオンを発生させるため、靴の中に入れておくことで、細菌の増殖抑制につながります。靴を脱いだ後に10円玉を靴の中に入れるだけなので、誰でも簡単に試せる方法です。
重曹
重曹は消臭作用・吸湿作用を備えているため、靴の中に入れておくことで臭い対策として活用できます。靴の中に入れる場合、通気性のある布やお茶の不織布パックなどに包んで使用してください。
また重曹は靴を洗う際にも活用可能です。重曹で靴を洗う際は、以下の手順で行ってください。
- 泥などの靴の大きな汚れは先に落としておく
- お湯1リットルに対して重曹を大さじ3杯入れ、さらに液体洗剤をキャップ1杯分加え、つけ置き液を用意する
- 靴をつけ置き液に1時間ほどつける
- 取り出してすすいで乾かす
なお、もしつけ置きしても汚れが落ちない場合は、使い古しの歯ブラシで磨く、重曹2:水1の割合で作る重曹ペーストで磨くなどしてください。
「足が臭いなら重曹!すぐできる5つの使い方を紹介」にて詳しく解説していますので、是非参考にしてください。
通気性のいい靴
通気性のいい蒸れにくい靴を選びましょう。
靴の中は密閉されており、特に皮や合皮素材のものは蒸れやすいため注意が必要です。一方で、メッシュ素材の靴は通気性がいいだけでなく、生地が軽いため、子供でも履きやすいためおすすめです。
靴下
靴と合わせて靴下にも注意することで、臭いの軽減に繋がります。例えば、汗を素早く吸収し、蒸発してくれる素材の靴下であれば、汗をかいた後も靴下の中が高温多湿になりにくくなります。また抗菌効果や防湿効果を備えた靴下の利用もおすすめです。
「foota」の靴下は、抗菌・防湿効果を備えた繊維を使用しており、通気性の良さが特徴です。
靴下の種類はビジネスソックやフットカバー、キッズソックス、ロールソックスなどさまざまで、子供の使用にも向いています。
購入後に効果が感じられない場合は、30日間であれば返金してもらえるため、子供の足の臭い対策として購入を検討してみてください。
まとめ
今回は、子供の足が臭い理由とその対策について解説しました。
子供の足の臭いは、足の常在細菌が角質や垢、汗などを分解することで発生します。また足の爪が長い、同じ靴を毎日履いている、といった状態は臭いをさらに強くする恐れがあるため注意が必要です。
臭いに対処したい場合は、ローテーションで靴を履き、帰宅後は足を洗い、通気性のいい靴や靴下を使用するようにしましょう。